徹底比較 住宅ローン 住宅ローン、賢く選んでますか?
住宅ローンの基礎知識
こんなときに利用しよう!
住宅ローンの利用資格は?
固定金利、変動金利とは?
融資に必要な書類は?
借入先にはどんな種類がある?
知っ得!五箇条
安心の返済プランを立てよう
おトクなローンの選び方
住宅ローンで賢く節税!
繰上げ返済の注意点
借り換えについて
住宅ローンの用語集
買い換え特約
元利均等方式
元金均等方式
収入合算
証券化ローン、フラット35
住宅取得資金贈与の特例
相続時精算課税制度
繰上げ返済
団体信用生命保険
住宅ローンの基礎知識
住宅ローンの借入先にはどんな種類があるの? 金利タイプは? 今さら人には聞けない住宅ローンの基本中の基本をしっかり学びましょう。
Point1 こんなときに利用しよう!
住宅ローンとは、言うまでもなく、住宅や土地購入の際に利用するローンのこと。ですが、住宅ローンには、リフォームローンと呼ばれるものもあり、通常のリフォームはもちろん、ちょっとした修繕や家具・インテリアの購入の際にも利用できる商品、バリアフリー、省エネ、耐震などの住宅タイプへの改修工事において金利が優遇される商品など、多彩にそろっています。また、最近ではセカンドハウス購入用のローン借り換え対応ローンなども登場し、ますますその種類は増加傾向に! まずは、使途を明確にし商品を絞り込むことから始めましょう。

こんなときに利用したい、住宅ローンのいろいろ
・ 新築マンション(あるいは一戸建て)の購入
・ 中古物件の購入 ・ 部分修繕費
・ 土地の購入 ・ 家具・インテリアの購入
・ 増改築費用 ・ セカンドハウスの購入
・ リフォーム費用 ・ 借り換え、ローンの見直し
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Point2 住宅ローンの利用資格は?
住宅ローンの場合、借入先によって多少異なりますが、一般的には以下の条件を満たしていることが必要です。

1. 申し込み時の年齢が原則として満70歳未満であること。
2. 融資対象住宅には、申込者本人が所有し居住すること。
3. 保証人がたてられること、もしくは保証機関の保証が受けられること。
4. 毎月の返済額が月収の20%以内になるような借入金額。
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Point3 固定金利、変動金利とは?
ローンの金利タイプは、大きく分けて固定金利変動金利の2種類。さらにその2つを組み合わせた固定変動ミックス型、一定期間において適用金利が固定される固定金利選択型、変動金利の中で適用金利に上限を設けた上限金利設定型などがあります。

●固定金利型 契約時に決まった金利が完済時まで固定して変わらないローンのこと。最近の住宅ローンでは、ローン債権を証券化して長期固定金利を実現させたローンも登場しています。低金利時代、金利が上昇しない場合は、金利の支払い負担が変動金利より軽減されます。
●変動金利型 市場の金利の変化に合わせて一定期間ごとに適用金利が変化するローンのこと。住宅ローンの場合には、年2回見直しが行われ、短期プライムレートに連動するものと長期プライムレートに連動するものがあります。金利が25%以上上昇した場合は、返済額のほとんどが金利にまわってしまい、元本がなかなか減らないといった可能性も。
●固定変動ミックス型 文字通り、固定金利型と変動金利型をミックスさせたローン。借入額のうち、一部を変動金利型にし、その残りを固定金利型に振り分けます。
●固定金利選択型 一定期間は、契約時の金利が固定され、その期間を過ぎた時点で固定金利か変動金利かを選択できるローン。一定期間の設定は3、5、7、10年といった具合に、取扱金融機関により異なり、変動金利型に変更後の仕組みも商品によってさまざま異なります。
●上限金利設定型 金利が上昇しても、契約時に決めた上限金利以上には適用金利が上昇しない特約を設けた変動金利型ローン。特約がついている分、通常の変動金利型より金利が高く設定されています。
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Point4 融資に必要な書類は?
融資申込み時に必要な書類については、借入先の金融機関側がリストにしてくれるので、その指示に従えば概ねOKですが、自分で手配しなければいけないものも多く、なかなか煩雑です。ここでは基本的に必要な書類について、ご紹介しましょう。

◇ 取り扱い金融機関が用意してくれる書類
・借入申込書  
・団体信用保険の申込書  
・特約火災保険の申込書  
これらは必要事項に記入するだけでOK

◇ 自分で準備しなければいけない書類
・収入を証明する書類 …源泉徴収票、確定申告書、住民税決定通知書もしくは納税証明書
・印鑑証明書  
・住民票  
・売買契約書のコピー …リフォームの場合は工事請負契約書のコピー
・物件についての資料 …不動産登記簿謄本など

◇ 場合によって必要になってくる書類
・連帯保証人に関する書類 …保証契約の証明書、連帯保証人の収入証明書など。
・過去5年間の賃貸契約書や
入居証明書
…公庫利用時に提出を求められる場合も。
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Point5 借入先にはどんな種類があるの?
住宅ローン借入先は、公的融資民間融資に大別できます。

◇ 公的融資
住宅金融公庫 固定金利(11年目以降アップ)で、最も利用される公的融資。床面積など物件に対する条件が決まっている。2007年に代替の機関が登場する予定もある。
財形住宅融資 企業の福利厚生として、雇用・能力開発機構が事業主を通じて、財形貯蓄をしている人に融資するもの。5年間固定金利制で、5年ごとに見直される。財形貯蓄を1年以上、50万円以上していれば、その預金額の10倍(最高4,000万円)まで融資が受けられる。
自治体融資 都道府県や市町村が扱う融資。自治体が直接融資するものと金融機関と提携して融資するものの2種類がある。

◇ 民間融資
銀行 最近、住宅ローンに力を入れており、金利優遇キャンペーンが活発。特に地方銀行などでは、シングル向けなど特徴のある住宅ローンも続々と開発中。
信用金庫 主に中小企業や地域住民を対象に融資する非営利の金融機関。各信金が独自に開発した住宅ローン他、信金中央金庫が企画した住宅ローンも利用できる。
信用組合 組合員の相互扶助による非営利の金融機関。組合員を対象に融資。
労働金庫 労金。労働者団体の出資による福祉金融機関。労働組合や生協の会員ほか、一般の勤労者も利用できる。
JA 農業協同組合。各JA独自の住宅ローンのほか、JAバンクが企画した住宅ローンも利用できる。組合員を対象に融資。
その他 生損保ノンバンク(信販、クレジット会社など)が取り扱う住宅ローンも。

◇ フラット35
2003年以降、新しく登場したのが、公庫の証券化支援事業を活用して民間金融機関が提供する長期固定金利の公庫証券化ローン。その新名称をフラット35ともいい、まさに公的ローンと民間ローンの中間に位置する新型住宅ローンです。一般の公的ローンより物件に対する融資条件がゆるく、固定金利型なのが特徴です。
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