知ってる?地震保険。あなたは入っていますか地震保険。
非常時にもあわてない。資産は自分で守る!
地震保険の基礎知識
地震保険と、地震費用保険の違い
きちんと知ってる?地震保険の補償内容
地震保険の選び方、加入方法
地震保険の保険料は、どう決まるの?
地震保険の保険金は、どうやって決まるの?
知っ得!五箇条
地震による火災は火災保険では補償されない?
大地震が起こると、どれぐらい出費が発生するの?
契約書が、地震災害に巻き込まれた!
マンションでも、地震保険は契約できる?
損害査定でチェックされるポイントはここ!
地震保険の用語集
地震保険
地震費用保険
新耐震基準
再保険
全損(地震保険の場合)
半損(地震保険の場合)
一部損(地震保険の場合)
全壊(地震費用保険の場合)
大規模半壊(地震費用保険の場合)
半壊(地震費用保険の場合)
免責
免責金額
リスク
地震保険の基礎知識
地震大国・日本。全国で地震が相次ぎ、毎日のように流れるニュース。いよいよ次は自分の住まいか…?と、他人事ではなくなってきました。それなのに、まだまだ加入者が少ない「地震保険」。あなたは、どれだけ知っていますか?
地震保険と、地震費用保険の違い
日本で加入できる地震の保険には、大きく分けて「地震保険」と「地震費用保険」の2種類があります。
地震保険と地震費用保険では、仕組みが全く異なります。最大の違いは、地震保険は保険金の一部を
政府が補償
することになっているのに対し、 地震費用保険は引受け会社が独自に再保険を手配している点です。このため、地震保険は政府が定める共通の商品で、火災保険とのセット契約の義務や、補償額が建物の時価の50%までといった制限がありますが、地震費用保険は引受け会社オリジナルの保険となっていて、独自の加入特典などもあります。
加入の条件も大きく異なります。地震保険は、火災保険とセットであればほぼ誰でも加入でき、その代りに被害が集中して発生した場合には保険金を削減して支払うとしていますが、地震費用保険は、例えば同一の地域に契約が集中しないように管理することなどにより、支払いが集中しない仕組みを構築しています。
他にも、保険金支払いの基準や支払われた保険金の使い途の制限などが異なるので、この機会にぜひ調べてみてはいかがでしょうか。
▲
ページトップへ
きちんと知ってる?地震保険の補償内容
地震保険・地震費用保険ともに、地震等によって、建物が壊れたり、燃えてしまったりした場合に保険金が受け取れます。具体的には、
地震、津波、噴火
によって被害をうけたときに補償されます。基本的な補償としては、
1.
地震によって家や建物が倒壊したとき
2.
地震によって火災が発生し、家が焼けたとき
3.
津波によって、家が流されたとき
4.
噴火によって、家が損壊したとき
など。注意したいのが、
火災保険だけでは、地震によって起こる火災の被害は補償されない
こと。保険会社によって、自動的に地震保険に加入している場合もありますが、任意で入らなければ外されることも多いので、確認が必要です。株券などの有価証券は家財として認められないことも知っておきましょう。また、火災共済などでは地震の補償が不十分な場合があるので、確認しておきましょう。
地震保険で支払われるのは「建物の時価の50%まで」
という点にも注意が必要です。地震保険と地震費用保険は重複して加入できるので、万全を期すために両方に加入するという選択肢もあります。両方合わせると、いっそう安心ですね。
※地震保険と地震費用保険は、ご加入の条件および保険金のお支払い基準が異なりますのでご注意ください。
▲
ページトップへ
地震保険の選び方、加入方法
地震保険は、単体で加入することができません。『地震保険に関する法律』という法律で、「火災保険と併せて加入すること」が決められているから。また同じく法律によって、保険料や保険金の水準まで規定されているので、どこの保険会社で加入しても保険料や保険金は同じシステムになっています。
一方、地震費用保険では、
火災保険と関係なく単体で
加入することができます。また、既に地震保険に加入している方も、地震費用保険に重複して加入することもできます。
地震保険に関しては、決められた水準の金額設定がありますが、当然ベースとなる火災保険によって金額が変わってくるので、各社比較したいところ。さっそく現在加入中の火災保険を見直して、新たな保険会社を検討、もしくは今加入している火災保険に途中からオプションを付加することもできるので、この機会に契約書の内容をチェックしてみましょう。
▲
ページトップへ
地震保険の保険料は、どう決まるの?
まず注意したいのが、保険料の支払いサイクル。
地震保険の保険料は、火災保険の保険料と合わせて支払う
必要があるため、火災保険で複数年の一括払いを選択している場合には、地震保険の保険料もそれに合わせて一括で支払う必要があります。一方、地震費用保険は単独での加入となるので、保険料は年払いと月払いから自由に選択することができます。
地震保険の保険料は、「建物の構造と所在地」によって異なるのが特徴です。これは、等地区分といわれるもの。それぞれの地域で、過去に起きた地震の頻度と地震災害の規模などを基に定められます。さて、あなたの住まいは何等地?
※保険金額は主となる火災保険の契約金額の30〜50%の範囲内で任意に設定します。
ただし、建物5,000万円、家財1,000万円が限度額。
◇ 契約金額100万円に対する年間保険料
※保険の対象は、建物・家財
等地
鉄筋コンクリート
木造・木造モルタル塗造
1等地
500円
1,200円
2等地
700円
1,650円
3等地
1,350円
2,350円
4等地
1,750円
3,550円
◇ 地震保険都道府県別等地
1等地
北海道、福島、島根、岡山、広島、山口、香川、福岡、佐賀、鹿児島、沖縄
2等地
青森、岩手、宮城、秋田、山形、茨城、栃木、群馬、新潟、富山、石川、山梨、鳥取、徳島、愛媛、高知、長崎、熊本、大分、宮崎
3等地
埼玉、千葉、福井、長野、岐阜、愛知、三重、滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良、和歌山
4等地
東京、神奈川、静岡
地震費用保険の保険料も、お住まいの都道府県と建物構造によって決まります。補償内容の詳細と保険料は、引受け会社のホームページなどでご確認ください。
▲
ページトップへ
地震保険の保険金は、どうやって決まるの?
地震保険では、原則、保険金として支払われる金額は、
◆
地震によって、全損した場合は
100
%(建物の時価が上限)
◆
半損した場合は
50
%(建物の時価の50%が上限)
◆
一部損の場合は
5
%(建物の時価の5%が上限)
となります。
一方、地震費用保険は、どんな方でも一律の補償額の保険(その分補償額は小さい)と、一緒にお住まいの世帯人数によって選べる補償額が変わる保険の2種類があります。補償額は建物の価値によらずに決まりますが、これは地震費用保険が
「地震被災後の生活を元通りにすること」を目的としている
ためで、受け取った保険金の使い途も自由となっています。
また、地震保険では、各損保会社が独自に査定を行って被害を認定しますが、地震費用保険では、引受け会社による現地査定は行われず、地方自治体が発行する「り災証明」の被害認定によって保険金を支払います。
▲
ページトップへ