徹底比較 事業者ローン 困ったときの強い味方、賢く活用!事業者ローン
事業者ローンの基礎知識
事業者向けのビジネスローン?
ビジネスローンの利用法
事業者向けローンの種類・借り方
ローン会社の選び方
個人事業者向けローン登場!
知っ得!五箇条
ローン商品を選ぶポイント
借りる時に必要な書類は?
返済方法もいろいろある?
いざ困ったときの法律相談
社長の個人保証について
事業者ローンの用語集
元利均等方式
元金均等方式
リボルビング、リボ払い
残高スライド返済
アドオン返済
貸金業登録番号
実質年率
遅延損害金
有担保、無担保
事業者ローンの基礎知識
その他のローンとの違いは? どんなときに便利なの? 事業者向けローンと賢く正しく付き合うために、まずは基本的な知識をご紹介しましょう。
Point1 事業者向けのビジネスローンとは?
事業者向けビジネスローンとは、個人事業主もしくは中小企業の経営者など商売をされている方を対象にしたビジネスローンのこと。資金繰り計画をしっかり立てていても、不測の事態で一時的に資金が必要なことってありますよね。寸刻を争う状況であるにも関わらず、銀行や公的機関から借り入れるには審査期間が長くままならない。そんなときに、無担保で、第三者保証人がいらず、迅速な審査でスピード融資をしてくれるのが、事業者向けビジネスローンなのです。残念ながら、一部の悪い業者が存在するために、恐いイメージを抱かれている方も少なくありません。が、自分の条件に合った良い会社を選べば、事業のパートナーとして、こんなに心強い味方もいません。実際、こうした事業者向けビジネスローンは、信販会社や消費者金融だけでなく、大手銀行の間でも商品化が進んでいます。
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Point2 ビジネスローンの利用法
事業や商売をしていて、こんなことが起こったことはありませんか?
1. 取引先からの入金が遅れた!
2. 売り上げが下回りそう。従業員の給料は?月末の支払いは?
3. 取引先の要望で、新しい設備を投入しなければいけない。
4. ビジネスチャンスが到来! だけど資金が…。
5. いざという時のために、予備資金として持っていたい。

そして、こんな心配が頭をよぎるのでは?
1. 銀行では間に合わない。すぐに融資してくれるだろうか?
2. ほかの金融機関からも借り入れがあるが…。
3. 起業したばかりだが、借りられるだろうか?
4. 資産や経営規模が小さくても大丈夫だろうか?
5. 現在、赤字だが借りられるだろうか?

けれど、ご安心を。事業者向けローンは、まさにこんなときこそ威力を発揮してくれるのです。もちろん、利用の際には自分の条件に合った良い商品を選ぶことが大切なのはいうまでもありません。賢く上手に付き合うためにも、これから事業者向けローンについて詳しくご説明しましょう。
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Point3 事業者向けローンの種類・借り方
事業者向けローンを利用する理由として、「今すぐお金が必要!」という場合と「いざという時の予備資金が欲しい」という場合の2つがあるでしょう。そのため、ローン会社もその2つの要望に応じて商品を提供しています。

◇ 今すぐお金が必要!
多くのローン商品がこのケースに応えるもの。必要な金額(元金)を借り入れて、その元金と利息(+手数料など)を一括もしくは分割して返済していくローンです。

◇ いざという時の予備資金に
事業者ローンの中には、「万一の資金需要に備えて、あらかじめ資金枠を確保する」というローン商品もあります。事前に資金枠を設定しておけば、その限度額内でいつでも借りたり返したりできるというもので、資金枠維持の費用がかからず、枠の設定にかかる手数料も不要です。資金枠は、一般的に200万円〜500万円で設定されている商品が多く、高額になると、業暦などを問われる場合もあります。これはまさに銀行のキャッシングカードのようなものなので、便利で手軽な印象です。

◇ ネット上で申込み〜融資を受けるまでの流れ
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Point4 ローン会社の選び方
今、事業者向けビジネスローンは、さまざまな会社から登場しています。悪徳業者にひっかからないようにすることはもちろんですが、自分の希望に合う会社を選ぶためにも、ここは慎重に検討しましょう。

◇ どんな会社があるのか
事業資金を融資してくれる会社には、銀行や国民生活金融公庫などの公的機関以外に、一般に「ノンバンク」と呼ばれる会社があります。ノンバンクとは、預金の預け入れや決済機能を持たず、融資業務を専門に行う金融機関のこと。主な取り扱い業務によって、ノンバンクには下記の3種類があります。
ノンバンク 信販会社 買い物など小額のキャッシング。クレジット会社。
商工ローン 中小企業や自営業を対象とした事業資金融資専門。
消費者金融 サラリーマンなどを対象としたフリーキャッシング。

◇ 信用できる会社かどうかの判断基準
融資を受ける前に必ず確認したいのが、その会社が財務局などに「貸金業務登録」しているか、また「貸金業協会に加盟」しているかどうか。銀行以外の金融機関は必ず貸金業務登録することが義務づけられていて、その登録番号はすべての営業広告物に記載することが定められています。また、本当にその会社が登録しているかどうかは、金融庁のホームページ(www.fsa.go.jp)で検索して確かめることもできます。
一方、貸金業協会も加入している会社には登録番号を割り当てています。とても厳しい審査をクリアした会社のみが貸金業協会に加盟できるので、会社側も信用の証として広告物には貸金業務登録番号とともに、貸金業協会の登録番号も併せて記載しています。貸金業務登録しているか、また貸金業協会に加盟しているかどうかは、会社選びにおいて大きな目安になるでしょう。

◇ ローン会社の比較ポイント
いざ融資を受けようと思っても、たくさんありすぎて迷いますよね。ここでは基本的な各ローン会社、商品の比較ポイントをご紹介しましょう。

会社(金融機関)名 →信用できる会社か?
審査スピード →必要な期日に間に合うか?
融資額(借入れ可能金額) →必要な額が借りられるか?
実質年率と金利(利息) →上限で検討するのが望ましい
返済期間(借入れ期間) →約束期間内に返済できるか?
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Point5 個人事業者向けのローンが登場!
以前、商工ローンと呼ばれていたものの多くは法人向けでしたが、ここ最近、個人事業主向けのビジネスローンが続々と登場しています。これまでと具体的に何が違うのでしょう?

法人向けは会社として融資を受けるため、仮に借りたときの代表取締役(経営者、社長)が退任した場合も、会社の財産で返済を行うことになります。また、借入れ時には決算書、各取締役の情報などを提出し、審査も厳しく、連帯保証人が必要なケースが多くありました。が、個人事業者向けは、その個人のみにかかるローンなので、会社を倒産させたり、ほかの役員が債務を負ったりということが基本的にありません。第三者保証人が不要なことから、小規模な商売をしている事業主、あるいはフリーランスで仕事をしている自由業の人にも借りやすくなったのです。つまり、一般に利用するフリーローンの利便さを生かしつつも、基本的には事業運転資金として融資するため、借入れ可能額が大きいのが特徴です。

少し前に、景気の低迷から中小企業に対する銀行の貸し渋りが話題になりましたよね。そのときに、中小企業をサポートするべく無担保で融資をしたのが「ノンバンク系のビジネスローン」だったのです。今、そうしたノンバンクが業績を伸ばしていることから、最近は銀行も個人事業主向けローンの商品化を進めており、今後もますます新しい商品が登場する予定です。
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