思わず見入ってしまう動画手法 動画マーケティングとは

動画マーケティングとは、動画を用いてサービスや商品、自社の魅力などを発信していくマーケティング手法のこと。例えばYou tubeで商品の紹介をしたり、インタビュー動画を掲載したり、人材採用のために自社サイトや説明会で動画を使用するのも動画マーケティングの一環です。

動画マーケティングは動画を作り公開するだけではありません。効果的に活用するために戦略を立てたり、掲載する媒体の設計をしたりと事前準備が必要です。公開後は動画がどのくらい再生されたのか、どんな視聴者層だったのかという効果の分析も行います。
戦略立案から企画設計、動画作成、公開、分析など全て含めたものを「動画マーケティング」と呼びます。

なぜ今動画マーケティングなのか

動画マーケティングが注目され始めた背景には、通信環境が整備され、スマートフォンを使ってSNSがいつでも見られるようになったこと、個人で簡単に動画が発信できるようになったこと、TikTokやYouTubeなど動画コンテンツのファンが増え、動画が身近になったことが挙げられます。

特に動画配信プラットフォームは人気が高く、「テレビは見ないがYouTubeは見る」という人が増えています。

画像引用:YouTubeの利用実態に関する調査 クロス・マーケティング

2020年10月に株式会社クロス・マーケティングが行った「YouTubeの利用実態に関する調査」では、10代~20代の男女ともにテレビよりもYouTubeを視聴する時間が長いという結果となりました。
同年12月に株式会社ベネッセコーポレーションが発表した「小学生の意識調査」では、男女ともになりたい職業ランキングTOP5以内にユーチューバーが選ばれています。
子どもと一緒に動画を視聴する親世代も増えており、動画に馴染みがなかった世代も徐々に動画を見るようになっています。動画マーケティングはそんな影響力があり、テレビの代替として頭角を表している媒体を使用して、幅広い層にアプローチできるマーケティング手法なのです。

動画広告の市場規模

先述したように、スマートフォンやSNS、インターネット環境の整備が進み動画コンテンツが広く受け入れられるようになったこと、個人で簡単に動画が発信できるようになったことなどの理由から動画を視聴する人が増えました。それに伴い、動画広告の市場規模も年々増加しています。
2020年10~12月に株式会社サイバーエージェント行った国内動画広告の市場動向調査では「2020年の動画広告市場規模は、昨年対比114%となる2,954億円に達する見通しであり、2021年には3,889億円、2024年には6,856億円に達する見込み」との発表がされました。

画像引用:2020年国内動画広告の市場調査 サイバーエージェント

2018年に行われた同様の調査では2024年の推定規模は4.957億円という予想でした。2年で2.000億円近い予想の更新がされています。
今後、大手通信キャリアのモバイル通信料の引き下げや5Gの普及が進めば、スマートフォンユーザーはますます気軽に動画コンテンツへアクセスできるようになるでしょう。それに伴い、動画広告の市場規模も拡大していくと予想されます。

動画マーケティングの成功事例

コーポレート系参考動画

三朋企業の採用動画(BtoC)

ダクト製作、工事・エアコン工事などを行う三朋企業の採用動画です。採用動画とは思えないインパクトのある仕上がりになっています。同社はこの動画を作成したことで学生の応募数が4〜5倍に増え、動画を掲載したことで企業ホームページのアクセスが4〜5倍増加したと発表しています。


獲得系参考動画

ジャルパックのセール動画(BtoC)

セール期間に合わせて2週間配信した「びっくりオプション」の動画です。テンポよくわかりやすく進む動画は、ついつい最後まで見たくなる魅力があります。動画はYouTubeやTrueViewの動画広告などで配信され、オプションの販売件数は目標対比180%を記録。TrueViewの完全視聴率は45%と高い結果になりました。


 

アニメーションエフェクトの参考用動画 コーポレート系動画

クラウド会計ソフトfreeeの説明動画(BtoB)

アニメーションを使い会計ソフトの魅力をわかりやすく解説している動画です。2021年3月時点で再生回数は15,491回。帳簿や税金、税務リスクについてなどの説明もありますが、ポップなキャラクターと明るいBGMを用いることで、視聴者に前向きな印象を与えます。


ホワイトボードアニメーションを多用した動画

ホワイトボードアニメーションとは

ホワイトボードに手描きでイラストや文字を描き、消してまた違う内容を描きだすなど
一気に内容を見せず、徐々に描いていって文字やイラストが見れる動画手法です。
見ている側は、「何が描かれるんだろう」と気になり、動画を思わず見続けてしまいます。
最近、こちらのホワイトボードアニメーションを作る人を集める広告などがSNS上で多くみられるようになってきました。
制作方法としてはadobe Aftereffectsでシェイプアニメーションで作成か、ipadとペンシルで描いたものを動画素材として活用する方法などが考えられます。

テンポよく動画がすすみ、手描きホワイトボードアニメーションや、部分的な場面切り替え、を多用し見ている人を飽きさせない工夫があります。労働生産人口(現時点、日本人口の57%)から「会社、行きたくない」を考えたことがある人の割合(高確率)を見ると、この動画に気を引かれる人数が相当数予想されます。
2021年4月3日公開 2021年9月10日時点で135,552回再生 学識サロンチャンネル






おまけ

しょま室長

参照元:エムタメ https://mtame.jp/content_marketing/Video_marketing/

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