あなたに合ったものを見つける!先物取引 総合の情報比較サイト
普段の買い物などでは、例えば「200円のパンを買う場合、200円を支払ってパンを受け取る」というように、代金と品物をその場で交換しますが、先物取引では、今日(現時点)の価格で、1年後など将来のある時期に品物と代金を交換する約束をします。そして、約束の期日までにいつでも反対の売買契約をすることで差額を清算し、商品の受け渡しをせずに取引を終わらせることができます。 例えば、今年は凶作で農産物の値段が上がりそうだと思えば、小豆やトウモロコシなどを「買い」、取引の期限までに実際に値上がりした時点で「売り」に出て差額を受け取るわけです。 要するに、その品物の値段が将来上がるのか下がるのか、予想が当たれば利益が出る仕組みです。値上がりを見込んで買っていたものが値上がりすれば売って利益を出し、値下がりを見込んで売っていたものが値下がりすれば買い戻して利益を出すのです。 ほとんどの場合、実際には品物の受け渡しを行なわず、差額だけをやり取りします(=差金決済)。このため、品物を持っていなくても「売り」から始めることができるのです。 普段の買い物では品物の代金分のお金が必要ですが、先物取引の場合は総代金の10分の1程度の資金で取引できる仕組みになっています。